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Minolta Srt Superの分解

ミノルタ SRT SUPERの基本的な解説とスクリーン清掃を行います。

・モルトの交換

・ミラーアップの原因解消

・トップカバーの分解とスクリーン清掃

 

※体験教室用のまとめ記事です。修理依頼を頂いた場合と異なり精度より簡単を優先してます。

 

◆モルトの交換

ミラー緩衝用のモルトは、他の機種と違って薄いです。

1mm以下のモルトを張って下さい。

◆ミラーアップ最大の原因

ミラーアップが治らないと言う前にひとつチェックを。

よくある原因がこれです。

通常シャッターを切る時の位置はレバー垂直です。
斜めに倒すと、シャッターを切った後ミラーアップしたままになります。

正常動作なのに、ミラーアップレバーを倒しているから不良と勘違いというのが一番あるパターンだと思います。

あと、低速でミラーアップをするから、スロガバナーを洗浄しようと、ミラー室下をいくら洗浄しても、ここにはガバナーが無いので完治はしません。(駆動部の動きが良くなって改善することはあります。)

◆トップカバーの分解

分解の時は、シャッターダイヤルをバルブのASA6400に合わせます。合わせないと内部の糸に負担がかかって危険です。

巻き上げレバーから外していきます。

ゴムリングだと中が抜けていてちょうどいいです。

続いて巻き戻しクランクを外します。

クランク下の押え盤を平刃にしたペンチで開けて下さい。

なお、この押えはトップカバーを外した際すぐに元の位置に戻します。

シャッターダイヤルを外します。

上部のネジを抜き、ダイヤル盤を外します。

外した下のダイヤル位置をよく覚えておいて下さい。

溝で噛み合っていて、双方に欠けている位置で合わさっているのですが、右側に少し金具が見えるところがポイントです。

戻す時ずれていても、組み上がってしまうので注意が必要です。

 

分解中にこういった帰り道に迷いそうな部品にぶつかったら、写メっトクのが良いです。

minoltaのネームプレートを外すため、左右のネジ2本を外します。

ネームプレート下の、突き出たマイナスネジを2本外します。

背面のネジ2本と側面のネジを外します。

分解に必要なパーツは取りはずしたので、カバーを上に引き上げます。

◆スクリーン清掃

トップカバーを外した後は、すぐに巻き戻しクランク下の円盤の押えを戻します。これをしておかないと脱線します。

さて、プリズムを外して内を清掃したいのですが、このままでは配線がもしゃもしゃしていてはずせません。

コードのよりを解いてプリズムが上に抜けるように介錯します。

プリズムを上から押さえている金具を外して脇に垂らして置きます。

レンズの絞りを読み取る窓の部分を取るため並んだネジ2本を外します。

プリズムをつまんで上に引き抜きます。

無理に引っ張ると、プリズムと丸い配線部分の接着が取れてしまいます。

コード介錯してあるので、プリズムは脇に置いてスクリーン清掃ができるはずです。

スクリーン下のシャッター速度の目盛は、接着してあるだけなので強く拭いたりすると外れてしまうので注意して下さい。

◆ファインダーアイピースの取り外し

アイピースの裏側を清掃するために、左右のネジ2本を抜いて外します。

外さなくても清掃できますが、シャッターの糸が走っていて作業しづらいので取った方が楽です。

アイピースの止まっている位置は極ってなく少し遊びがあるので、戻す時は同じ箇所に戻るように調整して下さい。

ファインダーを覗いたときにレンズの絞り値を表示させる鏡と窓です。カビたりして見づらくなっている場合があるので、汚れていれば清掃します。

◆スローガバナー

大抵の一眼レフだと、スローガバナーはミラー室の下側にありますが、Minolta srt 101やsrt superは軍艦の横部分にあります。

◆組み上げ

戻す際は、先程解いたプリズム上のコードを元の位置に戻し、当初と同じくコードをよじっときます。

トップカバーを戻す時は、脱線防止のために戻した円盤の押えを忘れずに回収します。

カバーを載せた後は、ボディのネジではなくシャッターダイヤルを先にはめてしまいます。
他の部品やネジから締めていくと、シャッターダイヤルが入る穴の位置が中心からずれて入らなくなります。

 

以上Minolta srt superの分解手順でした。

・シャッターダイヤルの戻し方

シャッターダイヤルは戻す時は、まずギザギザ部分の対角線上に2箇所欠けがあるのでそれをボディとダイヤル側で合わせます。

欠けの部分は完全に一致するわけではなく、少し右側にボディ側がかすかに見えます。

その後、上の円盤部分裏にある突起を欠けに差し込むようにしてはめます。

円盤を押さえながら、ダイヤル側面を上に引き上げて、ASAの表示が変化していれば位置的にOKです。

その後、真ん中のネジを止めます。ネジは、正規の位置以外では締められないようになっているので、円盤の向きを微調整しながら止めます。

カメラの肩幅が広いので、適当に戻すとトップカバーが一見わからない程度で歪むことがあるようです。
他のカメラにも言えることですが、対角線上に部品を入れてから極めるが大事です。
シャッターダイアルを戻したあと
巻き上げクランク下の押さえ→対角線上ボディ側面のネジ→背面のネジ×2の順で元の位置にもどしてから、同じ順で締めていってください。

 

以上Minolta srt superの分解手順でした。