非常に人気があるレンズです。
ボディが金属性の為か、後に出た同一機能のSMC Takumar 50mm F/1.4より人気がある印象です。
比較的ペンタックスレンズの中では後玉にカビ跡が残りやすいような気がします。
※体験教室用のまとめ記事です。整備方法に関しては修理のご依頼を頂いた場合と異なり、精度より簡単を優先してます。
前玉分解
銘板を回して外します。
銘板の下は、ゴムオープナーを押し付けて回します。
前玉一式外れて、絞り羽根まで到達します。
前玉ユニットは必要に応じて更に分解していきます。
後ろ側のリングは直接手で捻って回します。
素手では外しずらいのでゴム手袋が推奨です。
前側はカニ目レンチでリングを外します。
後玉分解
ゴムオープナーでレンズを回します。
なかなか固いので、レンズを置いて、掌底で押し付けながら回してください。
垂直に力がかかるように立って作業するとやり易いです。
内側のリングを外すと後玉の2枚目が外せます。
一枚は本体に残りますが、レンズ面的にはすべて露出していますのでそのまま清掃して下さい。
以上Pentax Super-Multi-Coated Takumarの分解でした。
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佐々木英一 (火曜日, 31 5月 2022 15:54)
いつも勉強させて頂いており、分かり易く工夫されたお写真や文面にとても感服しております。また、感謝の気持ちで一杯です。私もこのレンズを分解清掃する事が多いのですが、鏡筒の中に1枚だけレンズを残すのはなぜでしょうか?私の場合は、全てのレンズを抜き取ってから清掃しております。
アクアカメラ (火曜日, 31 5月 2022 16:54)
最後の一枚を外すのは絞り羽根ユニットを外さなければいけないので手間だからです。レンズ清掃だけであれば不要な分解だと思っています。